Choueke Family Residence

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KOICHI NOMIYAMA (1900-1984)

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(その六)「幻の実シリーズ」

 

「人知れず咲いただいこんの花
うす紫ににおう可憐な花
だいこんの花は人には気付かれずに過すだろう
だいこんの花は清浄な姿でやがて散るだろう静かに」  

1975年6月26日

 

 

 

許山さんはとても植物が好きだったそうです。
植物をスッケチしている写真が数枚残っています。
「幻の実シリーズ」(26×23)は1983年に描かれました。
許山さんの第二回の個展「アメリカ在米60年記念展」に出品されたものです。精密な植物画の水彩12点です。植物の写生画ではなく許山さんのオリジナルだそうです。それで明確な植物名がありません。 

なんという名前の植物なのでしょう、それとも想像画なのでしょうか。
葉はミズキ、ミツデカエデ、ミズナラのようだったり、実はイヌガシ、ツルウメモドキ、カシワの実だったり、季節によって紅葉していたり、心と頭が回転して、きっと楽しい時間だったでしょう。
アメリカで出会った植物も含まれているのでしょう。
福岡女子大美術館に「幻の実シリーズ」として12点展示されています。

 

 

 

ツルマサキ

ヒイラギ

ミヤウツギ

ムコギ

 

上記ツルムラサキとヒイラギは「衆芳画譜薬木第三」の植物写生帖、
ミヤウツギとムコギは「シーボルト日本植物図鑑」の植物画の例です。

 

 

   
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