1階のダイニングルーム、音楽室、ファミリールームと玄関の広間の4カ所には、魅力的な暖炉が合わせて4つあります。これらのすぐ上には、2階にも、4つのベッドルームにそれぞれ暖炉が備え付けてあります。3つの大きなれんが造りの煙突があり、暖炉からの煙を外に逃がしています。この暖炉が、家中に暖かい雰囲気をかもし出しています。しかし冬になって使用しないでいると、冷たい風が室内に流れ込んで冷え込むため、かえって住み心地が悪くなってしまいます。暖炉の燃料には石炭と薪の両方が使われていました。きれいに保つことが大変で、煙突から煙を外に排出していました。ただ暖炉は環境的にいいものではなく実用的でもないことから、現在では装飾物として扱われ、暖房には近代的な設備が使用されています。
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