小柳正 (1896-1948)
Dog and Bird
By Sei Koyanagui
L'homme au chien
Portrait of a Woman
Still Life with Roses in a Delft Jar
Fleur dans un vase
Au bord de l'eau
Berger et Agneau
Le Chat aux Lys Roses
By Blanche Camus (1881-1968)
Cat Sleeping on an Armchair, 1920s
小柳正は日本北部の北海道で生まれました。小柳は東京で学業を修めた後、第一次世界大戦が終了するのを待って、パリに向かいました。当時の多くの芸術家と同じく、彼もパリで絵を描きながら暮らします。パリで初めて成功した画家は藤田ですが、小柳は彼を知っていたため、彼のもとで制作に励みました。芸術の街パリが非常に刺激的であった時代でした。小柳はピカソとも深い親交がありましたが、自身の個性である詩的な作風を失わずに持ち続けます。小柳は、通常では考えられないほど早い時期に才能を認められ、ヨーロッパに来てすぐに成功を収めました。彼はサロン・デ・アンデパンダンやサロン・ドートンヌ、サロン・デ・チュイルリーに出品しました。1929年には33歳の若さで、ル・プティ・パレの展覧会に出品するよう依頼されます。また彼の作品は、ロンドンのロイヤルアカデミーや、ドイツのミュンヘンのクンスタステリングにも展示されました。私達は彼の作品を非常に気に入っており、この邸宅の雰囲気に非常に合っていると感じています。