ここに春草を描いた3枚の絵が飾られています。実はこの絵には、興味深い歴史があるのです。1954年当時、小規模の織物製造業者の多くは、収支を合わせるのに必死でした。その中にエズラ・シュウエケに借金を無心にきた業者が一人いました。エズラ氏はその業者から商品を購入していたので、彼の言葉を信じて相当な額を貸し付けました。それから1年間、業者からは何の連絡もありませんでした。シュウエケ氏は仕方なく、彼からの借金返済をあきらめました。ある日、その業者がシュウエケ邸に現れます。彼は謝罪し、まだ借金を返せる状況ではないことを伝えました。そして親切にしてくれたシュウエケ氏へのお礼だと言って、この三枚の絵を渡しました。この2人の男性は、互いに尊敬し合っていたのです。邸宅のこの場所に飾られているのは、こんな逸話があるからです。